ウィーンの変位則
温度と放射エネルギーのピーク波長が反比例することを表わす公式です。この法則を一口で述べると、光の波長が長い(短い)ほど表面温度は低い(高い)ということになります。観測から星の放射エネルギーは求められますので、ウィーンの変位則を用いると星の表面温度がわかります。 スペクトル型 星の光をプリズムに通してみると、光がそれぞれの波長に分解されて、虹のような連続した光の帯が見られます。このように分解された光を、光のスペクトルといいます。星のスペクトルを撮ると、ところどころに暗い縞(吸収線)が見えます。吸収線の現れ方から星を分類したものが、星のスペクトル型です。スペクトル型と星の表面温度は密接な関係があり、表面温度の高いものから順に「O,B,A,F,G,K,M」型に分けられます。
覚え方には「Oh, be a fine girl, kiss me!」などがあります。
以下にスペクトル型と恒星の色・表面温度の関係を示しておきます。