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−銀河系の発見−

ガリレオが自作の望遠鏡で、「天の川」がたくさんの星の集まりであることを確認したことは有名です。しかし、天の川が銀河系を横から見た姿だと気づいたのは、天王星の発見で有名なイギリスの天文学者のウィリアム・ハーシェルです。現在では銀河系のおおまかな姿はわかっていますが、より詳しい形状を調べる研究も盛んにおこなわれています。ここでは、銀河系がどのように発見されたかを、調べてみましょう。


銀河系と銀河
多くの恒星や星間物質等からなり、宇宙を構成している単位(小宇宙)を銀河といいます。
特に、太陽系の所属している小宇宙を銀河系と言います。銀河系は約2000億個の恒星の大集団で、太陽は銀河系の中心から半径の約2/3離れたところにあります。


銀河系の発見
銀河系というものの存在を最初に理解したのは、イギリスの天文学者ハーシェルです。彼は恒星の数の方向依存性を調べ、恒星がレンズ状の集団をなして存在していることを見いだしました。つまり、多数の恒星の集団という、これまで知られていなかった別の階層が宇宙に存在することが、彼の研究によってわかったのです。ただし、宇宙には銀河系だけでなくその外部に多数の銀河が存在するというより現代的な描像が得られるのは、シャプレーによって銀河系の大きさが測定されてからです。
はじめに
第1章 太陽と太陽系
第2章 恒星の性質と進化
第3章 銀河系と宇宙
銀河系の発見
銀河系の構造
銀河系外の世界
膨張する宇宙
宇宙科学の最先端
用語
質問



■天の川
詳しくはここ(国立科学博物館)

■銀河系
こちらへ(ワンセル)

■銀河系の発見
こちらへ(宇宙情報センター)

詳しい用語説明は、 用語説明ページ をごらんください。