シクロデキストリン 先端科学をのぞいてみよう トップページへ

D-グルコース

D-グルコース(ブドウ糖ともいいます)の分子式はC6H12O6で、下の図に示したように炭素(C)原子6個、水素(H)原子12個、酸素(O)原子6個からできています。 D-グルコースの左の構造式は鎖状のもので、右の構造式は環状のものですが、2つとも炭素、水素、酸素の原子数は 同じです。この環状のD-グルコースをD-グルコピラノースと呼びます。D-グルコースは溶液中で鎖状構造と環状構造の両方の形で存在します。

この環状のD-グルコピラノースを立体的な構造式で表わすと 下のようになります。 環状になった部分の細い線は画面の奥に位置し、太い線は画面の手前側に位置します

さらにD-グルコピラノースを分子モデル で見てみましょう。D-グルコピラノースのところをクリックしてみてください。
 グルコースにはD-体(D-グルコース)とL-体(L-グルコース)があります。この2つはもちろん原子の数は同じです。しかし、人間の右手と左手のように互いに鏡の像の関係(鏡像関係)にあって重なり合うことができません。 この様子を分子モデルで見てみましょう。
D-グルコースとL-グルコースの分子モデル

歴史
構造1
構造2
包接現象
応用
用語
質問