化学発光は蛍の光に見られるように、熱を伴わない光が特徴となっています。化学発光を利用した身の回りで使われている製品としては、ケミカルライトがあります。コンサートなどで、光っている棒状やリング状のものがそれです。その他、夜釣り用の浮きとしても使われています。
右の写真はケミカルライトの1例です。上から黄色、青色、緑色、赤色に光るものを示してあります。
(1)
棒状のケミカルライトの例
ケミカルライトは外側のプラスチック管中の溶液と内側のガラス管中の溶液(それぞれ蛍光物質、シュウ酸誘導体、過酸化水素が入っています)を混ぜることにより化学反応を起こし、溶液中の蛍光物質の励起状態を作り出して発光させるようになっています。使う際に、ケミカルライトの内側のガラス管を折って内側と外側の溶液を混ぜると光はじめます。このビデオではケミカルライトの様子を見ることができます。
(2)
コップ型のケミカルライトの例
上のビデオでは棒状のケミカルライトの例を示しましたが、右のビデオではコップ型のケミカルライトの例を示します。コップ内の2つの溶液を混ぜることにより化学発光が起こります。
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