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(財)鉄道総合技術研究所
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超伝導磁石を使って空中に浮いて走る車輪のいらない列車(リニアモーターカー)を作る計画があります。
現在の鉄道の車両は車輪とレールとの間の摩擦を利用し車輪が回転することによって車両が進みます。しかし、この摩擦があるために、車両のスピードを今以上に早くするのは大変困難になります。そこで、車両を空中に浮かせ地上との摩擦がない状態で進むことができれば、早いスピードで進むことが可能になります。
非常に重い車両を空中に浮かせるために磁石と磁石の反発力を利用することが考えられます。超伝導磁石は非常に強い電磁石になるので、超伝導磁石をリニアモーターカーにつけておきます。リニアモーターカーが走行するそばの地上に浮上用のコイルを並べておきます。リニアモーターカーの車両が接近してくると車両にある超伝導磁石によりコイルに電流が誘起されて一時的にコイルが電磁石になり、超伝導磁石との間で力が働くためリニアモーターカーは空中に浮くことができます。
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