(1)X線CT
CTはコンピューター断層撮影を意味しますので、断層撮影で用いる電磁波としてはX線に限らないわけです。断層撮影にX線を用いたものがX線CTといわれるものです。
下図に示したように、A の位置でX線源が直線状に動き、それと同時に C の位置で検出器が直線状に動いてX線画像を作ります。これが終わるとX線源はB の位置まで円周にそって動き、検出器も円周に沿って D の位置まで動きます。次に、X線源と検出器が直線状に動いてX線画像を作ります。このようにして得られたX線画像をコンピューター処理することにより、被験者の断層のX線画像を作ることができます。
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