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水酸化ナトリウム水溶液による塩酸の中和滴定 |
滴定で使う器具としては、下の写真で示してあるように、ビュレット、コニカルビーカー、ホールピペットなどがあります。
ビュレット ビュレットのコック ホールピペット
コニカルビーカー |
ビュレットに滴定液(NaOH水溶液)を入れて、コックを開いて下のビーカーなどに滴定液を少し流します。そのとき、下の左側の写真のように、ビュレットとコックの間に空気が残ることがあります。このまま、滴定をすると滴定液とともに空気がでてしまうことがあります。そうなると、空気の体積分だけ誤差が生じます。
そのため、滴定を始める前に必ず、空気があるかどうかチェックして、ある場合には、ビュレットから勢いよく滴定液を出して一緒に空気も出してしまいましょう。空気が出た状態を下の右側の写真で示します。
空気がコックの下にあります。 空気を出しました。
0.01 mol/LのNaOH水溶液で0.01 mol/Lの塩酸を中和滴定している様子をビデオで写しています。
塩酸は酸性ですが、NaOH水溶液を加えていくと、溶液が次第に塩基性になっていきます。
そのため、塩基性溶液で赤色となるフェノールフタレインを指示薬として使っています。
指示薬として用いたフェノールフタレインは酸性とアルカリ性で下式のような構造変化を示します。それぞれの構造に応じた色を示します。
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